157 (VFes) スキマを埋めるか広げるか / トーキック

昨夜マキオンをワイワイやっていたら、ひふみさんが「見てほしい動画がある」

と下記の動画をおすすめしてくれた。

 

www.youtube.com

 

ひふみさんのおすすめ文句通り、たしかに対戦ゲーマー向けの内容でたいへん楽しめた。もっとも興味深かったのは9:57~10:53あたりの、AI評価値がそこまで良くない手についてのコメント。

 

”『一つの戦法を極めていく』っていうスペシャリストは、
確かにスタートは評価値落としてるんだけど、経験で上回るんで、
「じゃああなたその140のリード守りきれんの?」ってことですよね。
「経験は私のほうがあるんで」っていう。”

 

 

序盤に指した手で多少AI評価値を落としても、スペシャリストは経験をもとに対局の中で逆転できる(リードを奪い返せる)。色んなジャンルのゲーマーが対戦ゲーの局所戦に当てはめてニヤリとできるあまりにもカッコ良すぎるコメントだが、連携の存在から技ひとつで局所戦がはじまる3D格ゲーには特に親和性が高い話題な気がする。

 

素人思考的にはたとえばバーチャなら舜のPKが該当するかもしれない。

 

舜PKは当てて-1F。背向け移行ならば微有利にはなるが、まっすぐ背向け技に行こうとすると立ちP・しゃがパン・ボックス等の対策選択肢が立ちはだかってくる。舜的には決めても一般的にはあんまりだと認識されてるように思う(俺が舜使ってたのが8年前だし浅すぎたしで全然見当違いなことを言っているかもしれないが)。受ける側は丸い防御選択肢だけを頭の片隅に入れておけば雰囲気で割となんとかなる、みたいな。こういう微妙な雰囲気になる技からの展開を全力で掘り下げてくる舜と対面したらどうなるだろう。俺はオワるかもしれない。バーチャは行動の選択肢が非常に幅広く、あらゆる行動にリスクが伴うゲーム性をもつ。正面PK-1Fからバクステで様子見はもちろん、背向け維持から体内ほにゃららだとか、もはやPKにいかず確定で突然PPKKが来るとか。マニアックな展開になればなるほど、局所的なやりこみや引き出しの数がモノを言う流れになる(舜自体がそういうキャラ)。汎用的な攻略で後回しにされがちな領域の掘り下げはゲームをどうあそぶか試されるようで非常に興味深い。一見な微妙な局所戦をあえて掘り下げる価値は思っていたより高いかもしれぬ。

 

自キャラ攻略や他キャラ対策の一部にこういう思考を取り入れていけたらもっとたのしいだろうな。

 

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最近ジェフリー目下の悩みはトーキックの配分というか頻度。

 

とりあえず有利大になったら投げかトーキックは純粋2択として成立しており正解側に位置する選択肢なのは間違いないのだけれど、これだけやっているととりあえずの避け抜けでトーキックはお仕置き、投げは3分の1で無効化、最悪の場合突然の裏切りのあばれでお陀仏するゲームになってしまう。ぼっ立ちでもトーキックガードで大幅不利択が開始する。

 

66P、P+K、6Pといったかわされてもガードされてもあまりリスクがない安定中段を混ぜつつ、トーキックはそこに至るまでの展開をちゃんと考えた上で打ったほうが後悔し辛そうな気がしてきている。

 

丸い中段or投げ、という展開が続く場合、投げを多めにすると相手はあばれても丸い中段が来るだろうととらえてあばれが多くなる→のを意識してトーキック混ぜるが王道かな~。

 

プレビ前に他の人のジェフリーを見ていたが、トーキックを打つタイミングは人によって違った。興味深かったのはポメタロウさんで、体内トーキックを絶妙なタイミングで打つことで相手を停止させてそこを気合投げなどしていた。重量級っぽいマッシブな動きで俺もやりたいと思ったし、体内なら相手の成功避け猶予を奪っているあいだorファジーあばれのようなタイミングで打てる。ただ遅らせ打撃の作法を知らないので俺がやるとふつうに最速膝とか来てお陀仏しそう。

 

遅らせ打撃も意識するようになってきたけどやっぱり難しい。ナチュラルに遅れることもあるし、やっていて苦い顔になってしまうときもある。カラダに合わない行動を必要と捉えて受け入れ適応していくか、あそびかたとして拒否るかはまだ検討中。