140 トゥルー雑魚

久々に鉄拳を触っている。アケコンが壊れたのでパッドで。

 

■リターン先細り物語

遠い昔、恐れず体内アッパーを打っていた。

当たればゲラゲラ笑い、スカれば真顔で再度アッパーを打つ。

「あばれ塾」を読んで深く頷き、またアッパーを打つ。

固まりだしたら小技でぐちゃぐちゃにする。

相手があったまって雑に技を置くようになる。

今度は置きをバクステしてスカ確アッパーをいれる。

これが世界の真実だと思った。

 

やがて文明開化が訪れフレームを学び、行動にリスク・リターンを検討し、

自分は実戦値、相手は理論値という考えにいたる。

 

だがしかし、たどり着いたのは知らないという罪と知りすぎる罠。

 

いつしか知識が自分の頭を締め付け、プレイングの幅がどこかで

見たようなものへと矯正させられている...

 

 

 

 

みたいなことをランクマ潜ってて強く意識した。

 

とりあえずリロイでひいひい言いながら拳帝まで上がったのだけれど、

マッチングする相手がみないくさ人の顔つきをしている。

山ステはせず後ろ歩きで守るタイプで、あまりバクステスカこそされないものの

独自のセットプレイあるいは手癖を組み上げていて、

体内や置きのタイミングが絶妙だったり、

思い切りのいい連携を早い展開のなかで仕掛けてきたりなどする。

それでいて「こいつ、画面見てねえじゃねえか!」とムカつき、

変な技をぶっぱなすと冷静な様子見だったりフレームの埋まった連携だったりで冷静につぶしてくる。

そう、実戦値を出されているだけなのだ。

 

いっぽう俺はショートアッパーショートアッパージャブ生ロー...みたいな細かい技ばかりを打っており、小技で50削ったあとに置きで浮かされて80~90もってかれる典型的な負けパターンに陥ることがあった。俺は“真面目に”やっているのに!などと考えていた。

 

自分勝手なことを考えつつ、こっちがムカついてフラヒをぱなすと相手はシッカリ最速中段、拾ってスクリューさせられ壁へと運ばれていくのであった。

 

そういうことを3時間ほど繰り返して、世界になんのためにローリスクローリターンの技とハイリスクミドルリターンの技とが別個に存在しているのか、改めてはっとさせられた(遅い)。

 

ショートアッパーと生ローだけで勝てるなら、誰もそれ以外の技は振らない。マキオンで25が前ブーして30に勝てるなら誰も30には乗らない。

 

もちろんその逆にアッパーと奈落だけで勝てるなら、という話にもなるのだけれど、

リスクを嫌って小技しか打たないやつとリターンだけをもとめてアッパー・ライトー・奈落しか打たないやつ、

我々(とくくったら失礼だが)お通夜段位の世界ではどちらが勝ち抜きやすいか。

それはもちろん後者になるだろう。

俺がランクマで当たった相手は、ただ鉄拳世界の摂理に従って攻め置き様子見の3すくみを回していただけなのだ。

 

俺が小技にこだわるとき、ただ小技を打つこと自体が目的になっている。「自分はセオリーを守っている。」その感覚を脳が求めて安らぎを得ているだけのような気がする。なんのためのセオリーだよ。。

 

自分自身が細かい技だけで立ち回りを終始させ、きれいっぽい動きをすること自体が目的になってしまった状態を"クリーン雑魚"、ハイリスクハイリターンの技を終始垂れ流して対戦に勝つことだけを目的とした状態を"ダーティー雑魚"ということにしておこうかと思ったけれど、結局はバランスの問題でしかない。なので、どちらに俺が偏ったとしても"俺は雑魚"でくくっていい。と結論を出しつつ、あの日をパナしていたアッパーを忘れることが無いよう定期的にプレイングのバランスを見直していきたい(アッパー中毒になってもアレだし)。

 

 

 

 

と、綺麗に追われればよかったがやっぱりムカつく動きをされるとムカつく人間なので、俺も相手をムカつかせる方向に行ってしまう...(置きフラヒ)。本当にすまねえ...(不利からぶっぱ無双)。あっマジごめ~~~ん!(てきと~当身)。

 

トゥルー雑魚でも楽しめてしまうのは良いゲーム。はあはあ。

 

 

■リロイメモ

 

・2LKRP

下段連続ヒットから独歩択で攻め継続できる。

崩しとして優秀っぽいのだけれど、俺がやっていると、どうせガードされて浮くなら、と奈落を優先してしまう。2LK一段止めとか混ぜるくらいなら1RKで良くねえかという思いがあるのだけれど、実戦を考えるならばやはり使うべき技か。

 

ヒット後にライトーをパナしてくる層が一定数存在する。このとき最速独歩RKが地上ヒットになり、下段択は潰されるので逆に面倒に感じるときがあるけれど、むしろライトーを打たせている精神でいきたい。

 

※(2021年5月追記:2LKRPや66RKヒット時なら最速独歩LKはジャンステで防げない。

 

・3RP+LK

置きでつかうけれど、出した瞬間殴られた場合もう出せなくなるのかどうかいまいち把握できていないので調べておきたい。

 

・9RP

カッコいいしガード有利WB対応だしで使いたい!のだけれど見た目通り発生間際が地上判定になっている?せいか対戦動画で全然見ることがない。

トップ層の空気は俺レベルには関係ないので、無視して使い所を探っていきたい。

 

 

・4LP

十分強い...のだけれど4WP、7RP、9LP、LPLPWPが存在するためあまり使っていない。

カウンター演出がカッコいいのでもうちょい打てる場面をさがしたい。

 

・独歩6RK

ヒットコンボ始動でありながら、ガード時五分。至高の初狩り技。

PSN環境ではこのフレームですら2択になりうるのでは。要チェック。

 

・壁際〆後をしらべておく

壁9WKWP〆後、最速置き蹴りに対して14Fが相打ちになる。

なので最速3LPを打つか、独歩→独歩RKと入力して下段置き蹴りなら当身成立、寝たきりならダウンヒット、中段置き蹴りなら安いからオッケーくらいの感覚でいるのだが、そもそも別の壁コン〆を全然やれていない。3LKLPWPとか6LKWPRKで〆るとまた変わりそうなので要確認。

 

・コンボ選択

正面から始動が入ったら基本236RP、側面なら1LPLKが良さげ。

壁近いときはまだわかっていないが、6RPLKRKから独歩6RK>1RPWPなどになる?

 

下段さばきからは6LKWPRK拾い一択にしておく。さばき>236RPは相手キャラとタイミング次第ではリロイがすれ違ってしまう現象を確認したので(対キング)。