110 ラファエル戦雑感 / パルプノンフィクション

先週、アメリカのラファエル使いWoahhzzがアキバのe-sportsスクウェアに遊びに来るという噂を聞いた。彼は5の時もαパトロ使いとして名前だけは聞いていたが、今作ではラファエルを選択し、EVO4位をマークしているという。

 

ラファエルは日本ではなかなか使い手を見ないが正しく運用すればかなり強力なキャラなので、これは揉んでもらおうと午後有休をぶっぱなし、早めに会場へ向かい対戦してもらった。数十分後、惨殺されたパン屋の死体が会場に転がることになる。

 

対戦後、彼は「ソフィー戦は俺が唯一知っているマッチアップなんだ。6:4でラファエル有利だと思うよ」などと笑っていたが、これはアメリカン社交辞令として受け取ったほうがいいだろう。

 

 

ラファエル戦で特に印象深かった点をまとめていく。

 

・44AB

この28Fで繰り出される中横連携がかなり厄介で、横ステしゃがみで立ち回ってりゃいいっしょと考えているところにこの技で触られてぐちゃぐちゃになる展開が多かった。大幅有利からのPPAやPPBに対しては、場面を考えながらリスクを負うか大人しくしておくかを選択する必要がありそう。ゲームうまおだったらモーションを視認してGIするところまで行くんだろうな。

 

・6Bアリキャン

6BBの対策だけしてたらこの連携であらゆる場面から殴りつけられて平常心を失った。俺の対戦を後ろで見ていたしわがトレモ台で確認してきたらしく、対戦の合間に「あの状況、2A打つとPPAと相打ちになるっす。」という報告を受け絶句した。

 

・-6Fから

10Fつんつんと18F横中(3回ヒットリーサル)がある為、横移動を選択するのが気まずい。縦切りキャラなので中々バクステにも行きづらい。というようなことを意識しすぎて動きの幅を自分で狭めてしまった気がする。完全に思う壺だった。

 

ある程度は6BB被弾を割り切って受け入れるとか、6BBそのものをしゃがんでリスクを負わせるという行動を増やすとか、そういった考えがスタンダードだと割り切るべきだろう。キャリバー6は選択肢を奪い合うゲームなので、一部キャラを除いて基本的には全対応が存在しない。迷えば敗れる。

 

神園さんからは、「ワンチャンしゃがみファジー横移動あるんじゃない?」というコメントを頂戴した。3Bや66[B+K]ぶっぱなしは怖いが、次にラファエル戦をやる機会があれば意識したい。

 

・REキャンセル

横移動した後、モーションキャンセルを視認したら20Fまでの長い中段を打つ...というのがセオリーっぽい(22F以上だと完全に見てからは実戦だとキツい)。ミツルギでは33Bで済むのでスムーズだったがソフィーティアはなかなかむずかしい。

RE避けて22BAKや66K、4ABだとREアリエール・アリキャンシャドウシンク等でスカされることがある。難易度は上がるが、どうやら右横移動からモーション視認3BorCEをやらないといけないようだ。少しでも3Bが遅れるとREとられるし、コマンドの都合で33Bに化けるという可能性も考えられるが、Do or Die。

 

・1K

NH後-2だが、10F暴れ持ちの為とりあえず2Aを見せたくなる。

が、-2Fからの1K・6Kがしゃがパンを飛び越えてくる。しかも6Kはヒット+6Fの為、ラファエル側がエンペラータイム(6B・3Aが埋まる状況)。

 

10F・固有さばきにジャンステまで絡んできて相当めんどくさいが読みあい。

 

・中距離

おもむろに置かれた3Bや66B等にちょっと間を空けて反応すると、PPAがchしたりREされたりCEぶっぱなされたりとひどい目にあうので、遅れたと思ったら見送るのが板の可能性あり。そう、鉄拳の三島戦でおもむろに技を置かれ、中距離から有利フレームで技を打ちにいったら最風で浮かされるあの感覚。釣り針にかかるな。泳げ。

 

・GI後

LV2からつよい。214Bが技レベル3なのでGI返ししてもおいしくなく、REでないとリスクを負わせられない。が、ゆっととさんが教えてくれたところによるとLV2GI>66BがREを詐欺れるらしいので、そこも含めて考える。

 

・B4

初期にハメコさんが擦ってた気がする技。俺は詳細を知らなかったのだが、NH+16Fでコンボにいけて割値高くてガード-6FでRO性能があることを知って驚愕した。

 

何よりキレそうなのが、スカ硬直が死ぬほど短いこと。実戦でB4のモーションが振りかぶった後に動くと、14Fすらガードされてしまうことも珍しくない。

 

スカ硬直に関してはこのキャラ全体的に短めっぽく、シャドウシンクBとかもそう。連携の展開が超早いので、ラファエル戦は意識配分と反応速度を研ぎ澄ます必要があるようだ。

 

 

他にも思った以上に起き攻めが強い、近距離で気軽に打てる最速中段が3Kと6Kくらいしかないっぽい?など色々あったが無限に行が足されていくのでここで終わり。

 

──

 

昨日の夕方。ちょっとした用事があり、久しぶりに中野Redbull Sphereに顔を出した。大会エントリーにはいつものことながら最速到着時刻の関係で間に合わなかったので、大会時間中はまったり試合を眺めたりなどしていた。

 

途中ゆっととさんと、「海外のプレイヤーとはキャラランクの話がかみ合わない」という話題になり、俺は以下のようなことを厳密な裏付けもなくテキトーに口にした。

 

アメリカのDOA5では、誰がどんなにひいき目に見ても中堅下位くらいのマリーローズですら、Sonic Foxが使って大会で実績を残しているだけでAランク扱い、日本では余裕でAランク以上の扱いを受けるハヤブサ・ハヤテがCランク扱いになっていたと聞いたことがある。それだけキャラランクのものさしが違うということなのかもしれないっすね。

 

するとゆっととさんから興味深いエピソードを聞くことができた。フランスでBランク最下位くらいの評価だったヴォルドが、ゆっととさんが海外大会に出るようになった後、気が付くとAランクくらいの評価になっていたという。スト3でもダッドリーの評価を押し上げたのはこくじんさんだったという話を聞いたことがある。もしかすると万事そんなもんなのかもしれない。

 

やっぱりキャラランクについて話すのは不毛だなあということで、そのままラファエルが触ってみると面白くて強くてヤバいという話題に切り替えた。

 

最後に闇よだれさんと前日に触ったサブキャラ同士(俺ラファエル、闇よだれさんキリク)で浅瀬泥プロレスを繰り広げ、CEを決めた時はたまに「アーリェッ!!!!!!」と声を出していたのだけれど、帰る際悶吉さんに「お前あの声量は出禁にされるぞ」とお叱りを受けた。流石に特別なイベント以外は基本声を抑えようという決意を新たにした。