50 playse#5 大会に参加した記録に尽きない感謝を添えて

 

playse#5が終了し、そしてplayseの活動も終わった。

 

 自分はDOA部門に「さわづまJAPAN」というチームで参加した(神園さんの命名がそのまま採決されてしまった。他メンバーが強豪揃いなのに未熟な俺の名前が使用されるのはちょっと恥ずかしかった)。

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※このガンギマリなコメントは俺が大好きな漫画、『エアマスター』から引用した。本当は人間としてのよろこびとかそういったものを指しての台詞なのだが、大会のエントリーに使ったら思っていた以上に意識高い系格ゲーガチ勢っぽい雰囲気になってしまった

 

 前回のDOAのみのplayseの後、シオさんは俺が見てもわかるくらいモチベーションが落ちていた。やはり自信がある状態で(そして事実その通りパフォーマンスも発揮して)臨んだ大会で思うような結果が出なかったというのはキツかったのだろう。

シングルでは無類の強さを発揮しているシオさんがチーム戦のplayseではまだ優勝した経験がないということも俺は聞いていた。それだけ結果を欲していたのだと思う。それでもシオさんは「次もづまさん、かみちゃんは確定でしょ」と言ってくれた。

 もし俺がシオさんの立場だったなら、(抜群のセンスを持つ神園さんはともかく)ろくにプレイ時間をとれず、対戦数も足らず、知識も穴だらけの「さわづま」を次の大会に誘うことはまずしなかった。その隙間には(今回出れなかったが)FLACKさんなりなんなり、とにかく"盤石な"プレイヤーを補充していた筈である。

しかし彼は再び俺を誘ってくれた。それが嬉しかったのでもうすこしだけ頑張ろうと思った。土日が休みではなかったので早めに仕事が終わった日はダッシュで往復1000円の料金でDOAの穴に向かい、三時間ほど対戦して終電で帰宅し、その翌日の月曜日には仕事を終えた後池袋GIGOの対戦会に向かうという行動を毎週繰り返した。

 

■当日

我々のブロックはチームちんすら、RPP。

 

vs RPP

神園さんが前回焼き鳥だったので、ちとどんなもんか試したいとのことで先鋒へ。圧倒的な暴力によりいきなり5タテをぶちかました。俺と闇マさんはひたすら後ろで大きな声援をおくっていた。

 

vsチームちんすら

ちょっと不調っぽいという闇マさんが先鋒で出たが、綺麗な読み合いをしようとして

途中でつまづき、そこを輝さんがカバーする形で勝利。

1位でプレーオフ進出が決定。

 

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試合後、「1先では読み合いはしなくていい」という話になった。

 

DOAのチーム戦において、誰が誰にイケるとか、あいつはあのキャラが苦手だとかの「チームとしての読み合い」はあっても「チーム戦の中での個人同士の読み合い」は必要無い物として自分は考えている。DOAの1先で対戦相手が真面目に戦術を考えているのか、それとも緊張して何も意識できなくなっている状況なのかを推しはかることは難しい。普段やりなれている相手でも普段と同じ動きをしてくるのかもわからない。そしてこのDOAというゲームは超高速で展開されていくように設計されているので対戦中は考えている余裕がほとんど無く、相手の情報を照らし合わせながらヤマを張る必要がある。そのため対戦中に考えながら動きを変えるなどという贅沢は許されないので、対戦前に方針を決めてそれを貫き、成果が出るかどうかになるのではないかと思う。

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今回のplayseでは入念にミーティングを重ね、「誰に誰を当てるか」「どのキャラがきついか/どのキャラにいきたいか」などを都度確認していた。ざっくり言えば俺と神園さんはわからないキャラを、シオさん輝さん闇マさんは相性の悪い相手を申告しあいながらオーダーを決定。

プレーオフのくじびきは、前回くじ運が良かったということで自分が引く事に。相手チーム(各ブロックの2位通過)から選ばれたのは、なんと予選で同じブロックであった「チームちんすら」。まだ今日は出ていないからということで、今度は自分が先鋒になった。

結果としては自分が一人倒した後想定通りひはんさんのマリポーサを被せられて死亡し、シオさんが次鋒に出て4タテを決めて決勝トーナメントへ進出。

俺の動きは我ながらカタかったので、1戦目はかろうじて勝利をおさめられたが今日の大会は実質的に何もしないで終わってしまうのではないかという気がして少し目の前がくらくなった。

 

vsライトゥー

例によってくじ引きからの場所決めにより、自分達は「ライトゥー」を対戦カードに選択。自分としても得意な相手キャラが多かったのでわりとリラックスはしていた。

試合は神園さんが先鋒で4タテし、シキさんに止められた後自分が出て処られ、闇マさんにトドメを刺してもらう形に。

きちんと丁寧に守っているシキさんに対し、がたがたのディフェンスとアホみたいな出し切りを繰り返してやられた自分は最高にみっともなかったと思う。試合前にけいちゃんとうさおさんが応援の声を出してくれたのもあり、自分への憤りが爆発しかけた。

 

 

vs吉川大技林(準決勝)

チーム内的には『実質決勝戦』というレベルで問題視されていた。相手チームの面子の強さは全員が認識していたし、特にたにいさんのザックは神園さん、輝さん、闇マさんがやりたくないと言っていた。相手の被せ選択肢など色々と検討を重ね、最終的に出た結論は「とりあえずさわづまが先鋒で出ろ。一枚でも抜けたらかなり展開的に有利だから気合入れろ」というものであった。

実の所「今日はもう俺はだめかもしれない」と感じていたが、チームメイトは俺の動きがダメダメなことにも煽ったりはせず、暖かい言葉をかけてくれていた。こんだけ強いやつらが精神的にフォローしてくれているんだから俺もちょっとは頑張らないといけねえなと思い、イヤホンを耳にさしてHIGH&LOWのサントラを聴き、ちょっとだけオラついた気持ちで対戦に臨んだ。

結果としては自分が遊さん、たにいさんを抜くことに成功し、いくもんさんに流れを切られたものの輝さんが次鋒で出て貫禄の3タテ。

シオさん・神園さんが俺以上に嬉しそうな顔をしていたのが印象深い。

神園さんからは「づま、正直今日のお前の動き"相当ヤベえ"と思ってたけど今のは良かった。よくやったわ。マジでよくやった」というコメントを頂戴した。

 

vsドーミン(決勝)

なんとか吉川大技林戦を勝利できたものの、ドーミンの有している爆発力にはプレッシャーがあった。色々と話し合ってフタゴンさんには輝さんかシオさんのどちらかをだし、俺は対ライナーさん・ジャワさんのカードとして先鋒:神園さんに決定。

ここは完全に"HIGHER GROUND"にトランスした神園さん、怒涛の5タテを決める。

"神が神である証明"をしつつ優勝。

 

こうして俺の最後のplayseが終わった。神園さんと俺の恩返しも半分はできたのではないだろうか。

俺と神園さんはこれでplayseにおいてSCⅤとDOA5両方を制覇した唯一のプレイヤーということになる(勿論、どっちもチームメイトが超強かったからなんだけど)。

戦績だけ見た人には「(1名を除いて)超強いやつばかりで組んだ寒いチームが優勝したんだな」と言われておしまいかもしれないが、自分達はみな必死であり、真摯に勝利だけを求めていた。

 

ソウルキャリバーの方も大変盛り上がっていたようで何よりである。

デコポンの活躍シーンには残念ながら居合わせられなかったが、WGC以降lol勢としてすっかり一線を退き、大会でもそこまで目立たなくなったように思われる彼がシャイニングのなんたるかを相手に叩き込んだというニュースは俺にも喜ばしいことであった。

一度だけチームを組ませて頂いたゆっとと君の大活躍にも、唯々納得感しかなかった。

 

playseが終了するのは残念だが、運営スタッフの皆様には感謝が尽きない。

思えば俺がうさおさんと面識を持ったのもplayseだったし、本格的にDOAを始めるきっかけになったのもplayseだった。今でも笑い話にされる"事件"も経験したが、人間生きていれば一度は歩道に乗り込んできた車に轢き逃げされることもあるだろう(あくまでたとえ話であり実際に起こったワケではありません)。

 

シオさんへの恩返しも一段落着いたがまだまだ苦手なキャラも沢山いるし、勝てない人もいっぱいいる。そうしたすべての存在を蹂躙し殺し尽くしたいと俺が思わなくなるまで、闘いは続くだろう。できればキャリバーの続編もお願いしたい。

 

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最高に頼りになったチームメイトの皆にも最大級に感謝!