49 playse参加者(観戦者)向け ソウルキャリバー5/Dead or Alive5LR 大雑把解説

  3D格闘ゲームソウルキャリバー5」「デッドオアアライヴ5」を扱うゲーム大会であるplayseもついに今回が最後ということで、今まで片方のタイトルだけにしか興味のなかったプレイヤーがもう片方のタイトルを観戦してみようという機会もあるのではないでしょうか。

 

というわけでざっくり両タイトルと見どころキャラ・注目プレイヤーなどを紹介していこうかなと(私見に満ちた内容となっております)

 

ソウルキャリバー5 DOA勢向け解説

 

■特徴

・いわゆるスト3の「ブロッキング」、ガードゲージ/必殺技ゲージが存在するなど

2D要素が含まれている

・ゲージを消費してEX技、超必(CE)、GI(ガードインパクト)が出せる。

今作におけるガードインパクトは超性能の固有という認識でよい(後硬直は長め)。

・アンジュもギミックも無いがリングアウトが存在し、落とされると当然のように即死

・投げは崖っぷちデンジャーと同じで常に二択で投げぬけできる

・一定以上技をガードするとガードクラッシュが発生し、無防備で被ch状態になる

・全体的に下段技が超絶弱体化調整になっているかわりに、生ローキックからの逆択が強い(バクステ、最速あばれ、横ステ、ジャスガなど)。そのため直二択が非常にかけづらい。

 

■注目キャラ

セルバンテス(通称:船長)

最強クラスの中距離性能、リスクと釣り合わないレベルの破格な火力、素早いバクステ、さらにこのゲームでは希少な強力なNH微不利、CHでコンボになる下段技を持ち、コマ投げがあり、近距離でもaBという凶悪な技を持っている。

ざっくりいうとエリオットの7Pとハヤブサ33Pを覚えたあやね。追尾つきの下→中連携もあるぞ。

 

・アルゴル

3Dなのにまさかの弾持ち。ゲージ依存キャラだが火力はトップクラスで、しかもゲージ消費コンボをしてる間にゲージの一部を回収できる。CE(超必)はほぼ全画面にヒットするほぼ即死コンボも持っているなど結構なトンデモキャラ。ちなみに主力のコンボ始動技(ノーゲージで出せる)はジャストガードしなければ確反が無い。

直線技が多いため相手の横移動に対応を迫られる事、移動が遅いために他のキャラが回避できる連携をできなかったりする事などが欠点。

ざっくりいうとNINJAみたいな突進技とリーチを獲得し、波動拳が撃てて、66PNHからクロース鳥牛が確定するゲンフーである。

 

・αパトロクロス

板橋ザンギエフ氏をして「VFのアキラより難しい」と言わしめた超テクキャラ。例を挙げるとDOAで投げ確をするところで「2143P」のようなコマンドの"最速入力"が求められる。ただし、使用者が根性と修練と愛でその使用難度を乗り越えた時、普通のキャラ相手ならPP程度のダメージで許される場面でも投げ相当のダメージを確定反撃でくらい、どっちが通っても凶悪な投げとガードされても微不利で済む凶悪な中段(コンボ始動)による鬼の二択、さらに微不利からの暴れ行動もいちいちリターンが高く、全体的に下段技が貧弱化されているこのゲームでも屈指の性能の下段も持ち合わせているという怪物へと変貌する。とりあえずうまい人が使うといっぱい光る。

ざっくりいうと使いこなせたらDOAのアキラの完全上位互換です。

 

ヴィオラ

まさかの3Dで設置・飛び道具キャラ(BBでいうライチ的な感じ)。

オーブを設置して戦う。簡単に言うとユリアンのエイジスリフレクター(正確に言うならギルティのブリジットのYOYO)。

オーブスタイルと爪スタイルを使い分けながら戦うことになる。

オーブはリスクが低く布石になる技が多く、爪は設置したオーブとあわせて攻撃するリターンの高い技を持つ。リーチが短く足回りも良くないが、

オーブを前方に射出する6A+Bの存在があまりにも強大。

更に見た目に似合わぬ超火力で、極まったヴィオラと戦うとオーブ設置→二択通る→ゲージ使われる→少なくとも半分、最悪即死に至るさらにその二択をガードできても基本的にヴィオラ有利が継続。

44Abe(ゲージ消費)というコンボ始動技は、ディレイがめっちゃ聞く上に追尾つき中段で確定反撃も困難といたれりつくせり。ハヤブサの44Pをヒット確認したらNHからハイカン飯綱程度のダメージが確定するようなもの。

ざっくりまとめると超凶悪設置火力キャラ(要やりこみ)。DOAキャラで例えるのは不可能。

 

■注目プレイヤー(私見

・ねこおよぎ(ヴィオラ)

以前はレアキャラ、あまり強くないとされていた「シバ」で武名を轟かせていたねこおよぎさんがヴィオラで出陣。純粋にキャリバー力が高い彼が強キャラを使ったとき何が起こるのか注目すべし。ざっくり言うとFLACKさんがNINJAをガチで使ったらどうなるの?という話なんですよねこれ。

 

・ゆっとと(ヴォルド)

とにかく地力が抜けている印象。俺やデコポンがキャリバーをやらなくなった後に台頭し、古参勢を脅かした。仕上がった地力、知識だけでなく老獪な動き、大胆な動きの使い分けがキャラクターのトリッキーさともあいまって非常に鋭い。BGMやステージもヴォルドにするようなこだわりを見せるなどキャラ愛勢でもある。

 

・らぐる(αパトロクロス)

おそらくブランクがあると思われるが、αパトロクロスのポテンシャルの引き出し方がすさまじく、「端まで距離がだいぶあったはずなのに落とされて死んだ」とか「コンボ始動を喰らったと思ったら一生ピカピカされて死んだ」とか、画面が凄いことになる凄腕プレイヤー。必見。

 

Dead or Alive 5 Last Roundキャリバー勢向けまとめ

 

■特徴

・キャリバーの8way runのような"フリーステップ"がある

・レバーガードとボタンガードが両方可能。そのため後ろ歩きしながら上中段をガードできる。バクステは被カウンター判定。

リングアウトは無いが地形の凸凹によるコンボなどの状況変化や、ステージごとにギミックが用意されている(スマブラ的な感じ)。

・確定反撃は投げで行う。投げはニュートラルの投げ(一番発生が早くてダメ低いやつ)以外は投げぬけできない(コンボ投げは除く)

・相手の打撃をくらってよろけている時、上段/中段パンチ/中段キック/下段に対して当身を出す事が出来る(ホールドという)。そのため相手をよろけさせてもまだ読みあいは継続している。ホールドは投げが弱点となっており、ホールドのモーション中の相手を投げると"ハイカウンター"補正が乗って大ダメージ。

・投げは打撃に弱く、打撃でつぶされるとこれまた"ハイカウンター"ですごいダメージを受ける

・しゃがパン(2P)は基本NHで当てた側が不利

・打撃派生と技数がめちゃくちゃ豊富、しかしプレイヤーはそれらの技をきちんと見分けて対処していくことを求められる。

・打撃が当たると「クリティカル」というキャリバーでいうスタンのような状態になる(レバガチャでよろけ時間短縮)。よろけ回復に対しては攻め手が回復間に合わない打撃をかぶせる、回復終わりを投げに行くなどを行う。それに対して防御側はホールドをしたりよろけ回復から打撃で暴れたりなどを行う。

・sexy

 

■注目キャラ

・ゲンフー

リーチは短めながら、攻撃の素早さと爆発的な火力により一線を画す圧倒的なインファイトを持つ。中段と上段に対し成立したら打撃が確定する当身技を所持し、打点の高い中段を平然とスカしてくるうえにchでとんでもない読みあいを強いられる3P(丹鳳朝陽)など、逆択が非常に強い。

ざっくりいうとエンストと22Bor22Kを失ったかわりに投げ間合いと火力が超絶強化されたピュラ

 

・あやね

言わずと知れたNINJAの一角。近・中距離を出入りしながらの戦いを得意とする。近距離にあっては全人類が平等な二択を強制させられるこのゲームにおいて、中距離から一方的な差し込みを行えることの価値は大きい。即浮かせのダメージ効率が高く、他のキャラよりも強力な「エキスパートホールド」を持ち、強力なコマ投げもあり、強力なあばれ技もある。さらに背向けになったりクルクル回ったりというトリッキーさも併せ持つため、

ヴォルドとセルバンテスを足して割ったキャラと言える。

 

・マリー・ローズ

登場以来人気1位。キャラクターとしては直二択が控えめなかわりに逆択の性能が高く、相手の上段・中段Pをさばく「ロンド」と、横に大ジャンプすることによって大多数の技をすかす「メヌエット」を持ち攻め手を困らせてくる。エキスパートホールドも持っている為読みあいに勝った時のリターンが高い。また主要技は硬直が短めで確定反撃も少ない。

背向け投げが決まると打撃が確定し、ループ性の高い攻めがはじまるなど尖った要素を持っているが、リーチの短さなどからキャラクター性能の評価はそこまで高くない。

ぶっちゃけソウルキャリバーに例えられるキャラが見当たらない。

 

・アキラ

ダメージ効率が最強クラス。相手のガードを崩す能力に優れ、強力無比なガード崩しを持つ(しかも本家VFよりも硬直時間は圧倒的に短い)。直線打撃が強力で無類の火力を持ち主力打撃は基本的に実質確定が無く、さらに足回りも良いため中距離戦で鉄拳じみた立ち回りを展開することができる。また微不利からのあばれ技であるマホの凶悪さもVFと変わらず(ガードしても一部キャラ以外反撃が確定しない)。弱点としては相手の横移動(SS)をとがめる手段が貧弱であり、主力技も中段Pにかたよりがちという点。例えるならば投げ間合いが広くなってダメージ効率が超アップしたピュラΩ。

 

■注目プレイヤー

 

・餅A(サラ)

キャリバー勢向けといえばこの人。

ガシガシ打撃を打ち、ギュンギュン屈伸してガンガン投げて相手に考える暇を与えないというマシンガンじみたプレイスタイル。DOAにおけるサラはch始動のコンボはかなり減るがNHはしょっぱく、投げもホールドも死ぬほどダメージが低いので、いかに相手を動かすかが大事。本気の"餅A"を御覧じろ。

 

・ニキー(あやね)

最近奥様からの許しを得たということで復帰された強豪プレイヤー。

彼のあやねには突き抜けた知性があり、相手のチンパン行動に対する対処が非常に綺麗で的確なため非常に見ていてすがすがしく、常に理にかなった行動をとるため、負けた相手は納得させられるしかない。説得力ある試合内容を作り出す。

そのハイレベルさをDOAの1先という地獄のような環境でも発揮できるのか?というところは要注目。

キャリバー勢で言うとルカさん、たもねぎさんタイプ。

 

・こぶんヤギ(ハヤテ)

某ヤギゲーをやりこみまくり世界ランカーに達した謎の多い人物。つかみきれないミステリアスな人柄から繰り出されるマジェスティックな技選択の異常な図々しさが相手の度肝を抜く。使用キャラのハヤテは中距離の動きがずば抜けているNINJAで、連携に対して的確な対処ができないとどんどん好き放題に動かれて終わってしまうことになるのだが、知性と野生が巧みにハイブリッドされたコブン氏の行動を予測することは非常に困難という点がその長所をさらに押し上げている。けいちゃんもDOAをやるにあたってリスペクトしていたとのこと。